▼ TOEFL 100点は安全圏なのか?
TOEFL で必要とされる点数は、MBA留学なのか、大学院留学なのか?
学部なのか?などのレベルによっても変わってきますし、また出願先の
学校のレベルによっても変わってきます。
TOEFL を受験される以上、○○点必要!という数値はそれぞれある
程度決まっているかと思います。
今回は、大学院留学で TOEFL 100点を要求されている方の場合を
想定してみたいと思います。例えば以下のような状況です。
http://www.uga.umd.edu/apply/englishProficiency.cfm
もし、この University of Maryland の大学院に留学を目指している場合、
100点取らなければいけません。それが Language proficiency における
requirement なのです。
では、見事 100点をとったとします。
そこで考えたいのが、100点を取れば安全圏なのか?というテーマです。
(80点要求されている人は、80点が安全圏なのか?と自分の数値を
想像しながら考えてみてください)
100点は、あくまで「最低必要な数値」として示されているだけです。
この100点というラインは、「必要条件」であって、「十分条件」ではありません。
つまり、出願資格としては満たしているけれど、競争力という観点からは
最低のラインにいるということになります。
出願者はみな100点以上持っている人ばかりですので、100点というのは
その applicant pool の中で最低点という事になります。
よって、「安全圏」 ではないというのが現状になります。
▼ じゃあ100点では落ちるのか?
確かに、100点の最低ラインを示されている状態で100点というのは安全圏
ではないのですが、だからといって必ず不合格になるというわけではありません。
あくまで「競争」の問題です。
他の出願者も殆どが 100-105点のような狭い範囲に分布していれば、
100点というのは致命的に低い数値ではありません。
逆に、前年度合格者の TOEFL 平均が112点となっていれば、100点は
競争力の観点からは不利な状況にいることになります。
ですから、その学校しだい、他の出願者しだいという面があります。
TOEFL 100点は安全圏ではありませんが、その要求ラインをクリアした
あともテストを受け続ける必要があるのか?というのは、出願する学校
のレベルや数値が出ている場合には合格者の平均値などを参考に決める
とよいかと思います。
USA Club, 山内
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